BBT大学の主力講義であるグローバル経済と経営をより深く学ぶ方法
今回は管理人である高梨の苦い経験より感じた、
グローバル経済と経営(以下グロ経)という大前学長の講義をより深く学ぶ方法をお伝えしたいと思います。
まずは、グロ経とは何かの説明を大学HPより引用したいと思います
(引用開始)
論理的思考・ディスカッション力・質問力・発想力・共感力・異文化理解力といった、グローバルリーダーに必須の素養について、実際に日本及び世界で生じている経済・経営事例を交えながら身につけることを目的とします。世界の経済と経営は刻々と変化しており、大学卒業後30年スパンの変化に適応できるグローバルリーダーとなるために、現実の経済・経営ニュースや事例を豊富に紹介し、分析を行う課題を課します。自分の頭で考え決断する力を獲得します。
(引用終了)
では、早速高梨流のグロ経でより深く学ぶ方法をお伝えしたいと思います。
それは、結論から申しますと「大前研一学長の意見を鵜呑みにしない」ことです。
これを意識出来るか、出来ないかでかなり学びの深さが変わってくることだと思います。
私はこれが出来ず大前研一学長の意見を鵜呑みにしてしまい苦い経験をしました。
それは日本国債のデフォルト問題についてです。
日本国債のデフォルト問題はグロ経でも何度も取り上げられている問題です。
私がグロ経より理解した日本国債のデフォルト問題を端的に述べると、
日本は借金大国なのでこのままでは国債のデフォルトは時間の問題であり、
ハイパーインフレや預金封鎖の危険性が高い。というものです。
私は大前学長によるデフォルトの解説を聞き、資料を読み、
日本がデフォルトすることを全く疑っていませんでした。
しかし、最近大前学長とは反対意見である三橋貴明さんの寄稿や動画を目にして
自分の考えの甘さに愕然とする苦い経験をしました。
それは日本国債がデフォルトしないという三橋さんの主張に愕然としたのではなく、
日本国債がデフォルトしない(ハイパーインフレや預金封鎖など起こらない)
という三橋さんの主張したロジックに一つの反論も思い浮かばなかった
自分の思慮の低さに驚愕としたのです。
正直、今までの僕は日本国債のデフォルトについては何一つ理解しておらず、
端に大前学長がデフォルトするといっているのだから
デフォルトするだろうくらいの理解度でしかないことに気付きました。
今まで、家族や友人に得意になって日本国債はデフォルトするから気をつけろと
言いまわっていた自分が急に恥ずかしくなりました。
大前学長が偉大なのは間違いありませんが、
だからといって大前学長の意見を何でも盲目的に信じるだけではそこで思考停止になってしまい、
それ以上の学びを得る機会を放棄することになります。
今回の私の苦い経験を参考に大前学長の意見を鵜呑みにするだけでは
決して深い学びは得られないことを少しでも多くの方に理解して頂ければ幸いです。